応用情報技術者試験に合格しました!
はじめまして。tsumiki_brickです。
4月に受験した応用情報技術者試験の合否が、つい昨日公開されました。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
平成27年度春期の試験に無事合格することができたので、
今後受験する方の参考になるような記事を書ければと思います。
目次
- 受験の動機
- 使用した素材
- 参考書
- Webサイト
- 過去問
- 勉強の流れ
- Tips
- おわりに
受験の動機
- 2011年の特別試験
大学で情報系学科に進み、一通り知識を得ていた(つもりだった)こともあって、
腕試しのつもりで(基本情報を飛ばして)受験してみました。
・・・午前は8割近く得点するも、午後は50点台後半で惜敗。
- 2015年の春試験
時は流れ、いつの間にか都内の某IT系企業に入社。
2015年に入った冬休み頃、ふとAPのことを思い出し、
あの試験を攻略しておきたいという気持ちで再受験しました。
APの謳い文句である
「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」
って自分の手が届く範囲になったのかな、というのも興味がありました。
・・・合格できました!
使用した素材
参考書
- 応用情報技術者 スーパー合格本2011(リンクは2013年版)
午前問題の部分だけ使いました。
分量が多めですが、試験の全体像を把握するのに適している本だと感じました。
分からない点を調べる「辞書」としても使えそうです。
(+) 要所要所で解説が丁寧。
(-) 誤植が多い。答えを隠さないと見えてしまう。
ポケットスタディ 応用情報技術者[第2版](情報処理技術者試験)
- 作者: 村山直紀
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
こちらも、午前問題の部分だけを使用。
教科書的な本を使って基本を一通り理解した後の午前対策に役立ちました。
(+) コンパクトなので混雑した電車の中でも使いやすい。
(-) 疑問点の解消にはwebや他の文献を参照する機会が多くなる。
- 応用情報技術者 午後問題の重点対策2012(リンクは2015年版)
2015 応用情報技術者午後問題の重点対策 (午後問題対策シリーズ)
- 作者: 小口達夫
- 出版社/メーカー: アイテック
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
名前の通り、午後試験の対策本です。
他の方々のブログで評判が良かったので購入してみましたが、とても役に立ちました。
(+) 解説が非常に丁寧。テーマが毎回異なる午後問題に対応できる「考え方」重視の構成。
(-) 強いて言えば、既に知識のある人には冗長かもしれないコラム
Webサイト
- 応用情報技術者試験.com
解説も丁寧で、スマホ対応もしていて使いやすかったです。
強いて言えば、問題ページから一覧ページに戻るとき、まえ見ていた場所に戻ってくれると便利かも。
過去問
H23-H26あたりを過去数年分解きました。
勉強の流れ
スーパー合格本を解く
↓
ポケットスタディで午前の勉強
↓
『午後問題の重点対策』を信じて解き始める
↓
過去問
↓
試験当日
短い時間で効率よい合格を目指すなら、
他の方々もオススメしているように、まず過去問を時間通りに解いてみて、
自分の勉強すべき分野を把握するのがいいかもしれません。
自分は、2011年に午後落ちしてからの2度目の受験でした。
4年も間が空くと、理解していたはずの事項がほとんど頭から抜けていたので、
ウォームアップの意味でも参考書を一通りさらうことから始めました。
『午後問題の重点対策』は、
「平日の帰宅後に1問以上解く」というのが、自分の中でいいペースメーカーになっていたように思います。
Tips
- スーパー合格本(参考書)を一通りやらない
自分が体験した上で思ったのですが、まずは参考書を一通りやってから問題演習に、という方法は、
結果的にはあまり良くなかったのかもしれません。
そもそも、試験に事実上出題されない(うえに実務でも大して役に立たない)事項も多く載っています。
「問題解く→解説を理解する→分からないところをwebや参考書で調べる」
この流れの方が、効率的だと感じました。
- まとまった時間を何度か作る
→特に午後試験に関しては、制限時間内に問題を解き切ることが大事になります。
本番と同じ時間で(できれば、本番通り眠気に襲われやすい午後一番に)問題演習したり、
足りていない知識を集中して詰め込んだりする時間を作れると、
合格までの道のりがグッと楽になると思います。
- 午後問題で解答する分野を絞り込む
APほど出題範囲が広い試験だと、どうしても自分の苦手な分野からの出題も増えてきます。
午後試験では、11問中、1問必須**、2問から1問選択必須*、8問から4問選択でした。
本番の試験で問題選択に多くの時間を割いてしまうのはもったいないので、
「本命の分野」、「本命が難しかったら解く分野」、「おそらく解かない分野」の見当を事前につけるといいかもしれません。
自分の場合は、以下のようにある程度の目処を立てていました。
○「本命の分野」
情報システム開発
△「本命が難しかったら解く分野」
×「おそらく解かない分野」
組込みシステム開発(なじみがなく、公式を覚えるのも面白くなかった)
システム監査(規格や標準を覚えるのが楽しくなかった)
- 午前試験で途中退出する
APは午前と午後、合わせて5時間の長丁場です。
合格点を取れると確信できたら、さっさと会場を出て、
休憩や午後試験の対策に時間を使う方がいいと思います。
会場近くのレストランも早ければ早いほど混みにくいというメリットもあります。
おわりに
以上、個人的な体験談でした。
「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」になれたかと言えば、正直怪しいですが、
合格を機に、具体的な技術や専門的な知識を身につけていこうというモチベーションは上がりました。
もし気になる部分があれば、参考にしてみて下さい!